はじめに
VPNサーバー「SoftEther VPN」で有名なソフトイーサ株式会社のシンクライアント型リモートデスクトップサービス「Desktop VPN」が、現在、無償開放されています。
急遽、テレワークを導入、実施しなければならない担当の方にお勧めで、簡単に、すぐ導入できる必見のソリューションです。
無償開放期間が2020年6月30日まで延長されました(2020/3/24現在)
DesktopVPNとは
インターネットに接続されているコンピュータであれば、離れたところにあるコンピュータに対してどこからでもリモートデスクトップで接続ができるソリューションです。
私が使った感じでは、画面の応答レスポンスがよく、他のリモートアクセスソリューションと比べてもストレスが少なく使えてます。
また、設定が難しくなく、システム管理者がいなくても簡単に導入できるのも特徴です。
利用上の注意
※企業内端末に接続する際は、セキュリティポリシー上問題がないことを管理者にご確認のうえ、ご利用下さい。
お勤めの会社の情報セキュリティポリシーにより、情報システム部門が指定したリモートアクセス方法のみしか許可していないこともあるので、導入に際しては、情報システム部門、責任者の方に確認してから利用するようにしてください
動作環境
Desktop VPNサーバー(接続される側のPC)は、Windowsに対応します。
Desktop VPNクライアント(接続する側のPC)は、WindowsとMacに対応しています。
詳しくはこちらでご確認をお願いします。
導入方法
まずこちらのリンクからソフトウェアをダウンロードします。
サーバーは、接続される側のPCに導入します。
下記の2種類がありますが、共有機能有効版がすべての機能が使用でき、共有機能が不要であった場合は、設定により無効にすることが出来ます。
Desktop VPN共有機能有効版
Desktop VPN共有機能無効版
共有機能は、サーバー(接続される側PC)のハードディスク、プリンタ及びシリアルポートが、クライアント(接続する側のPC)で利用できるようになる機能です。
共有機能無効版は、セキュリティポリシーがより厳しい企業向け、設定間違えで共有されてしまうことがないよう、リスクを抑えて安全に導入が出来るようにしたものです。
クライアントは、接続する側のPCに導入します。
Windowsは、実行ファイル形式クライアントをダウンロードします。インストール不要です。
Desktop VPN 実行ファイル形式クライアント
Desktop VPN クライアント for MacOS X
導入方法
下記のリンクに記載の「Desktop VPN サーバ のインストール」で、サーバー(接続される側のPC)を導入します。
Desktop VPNクライアントのインストールは、上記で実行形式クライアントをダウンロードしているので、実施は不要です。
リモート接続方法
下記リンクの「Desktop VPNサーバの事前設定」を実施して、サーバー(接続される側のPC)で設定を行ってください。
プロキシサーバーの設定は、サーバ(接続される側のPC)のインターネットへの接続がプロキシを経由している環境のみで実施します。
サーバーの設定が完了すれば、「リモート接続手順」で実際に接続します
リモートデスクトップ接続時の画面の大きさ(解像度)を変えたい場合
解像度の設定は、DesktopVPNではなく、WindowsOSのリモートデスクトップ接続で行います
「スタート」メニューから「Windowsアクセサリ」-「リモートデスクトップ接続」を開きます
「オプションの表示」をクリックします
「画面」タブを開き、画面の設定のスライダーで画面サイズを調整します。
「全般」タブに戻り、「保存」ボタンを押して、×でウィンドウを閉じます
以上で完了です。次回の接続時から画面の大きさが変わります。
リンク