PowerAutomate
はじめに
Microsoft 365 PowerAutomateではDateDiff関数がないため、計算式で2つの日付から日数または、時間(分、秒)を求める方法を紹介します。
計算方法は下記の通りです。
①Ticks関数で2つの日付をシリアル値に変換
②sub関数で2つの日付のシリアル値の差を求める
③div関数で②の計算結果を、日数や時間(分、秒)の単位の数値(※下記表)で除算
単位 | 値 |
日数 | 864000000000 |
時間 | 36000000000 |
分 | 600000000 |
秒 | 10000000 |
※Ticks関数の1日のシリアル値は、 100 * 100 * 100 * 60 * 60 * 24 で求めることができます。
使用方法は、PowerAutomateのフロー内で使用したい項目の「式」に、それぞれの計算式を入力してください。
日数を求める計算式
日付1から日付2の日数を求める計算式
div(sub(ticks(日付1),ticks(日付2)),864000000000)
時間を求める計算式
日付1から日付2の差の時間を求める計算式
div(sub(ticks(日付1),ticks(日付2)),36000000000)
時間(分)を求める計算式
日付1から日付2の差の時間(分)を求める計算式
div(sub(ticks(日付1),ticks(日付2)),600000000)
時間(秒)を求める計算式
日付1から日付2の差の時間(秒)を求める計算式
div(sub(ticks(日付1),ticks(日付2)),10000000)
参考