はじめに
Windows 10 や Windows Server 2016 , 2019では、Windowsアップデートのコマンド「Wuauclt.exe /detectnow」(更新のスキャン)が廃止され、PowerShellもしくはVBScriptから実行が代替えとして提供されています。
Windows Update
Wuauclt.exe/detectnow コマンドは廃止され、サポートが終了しました。 更新のスキャンをトリガーするには、次のいずれかの操作を行います。
以下の PowerShell コマンドを実行する。
$AutoUpdates = New-Object -ComObject "Microsoft.Update.AutoUpdate" $AutoUpdates.DetectNow()
代わりに、以下の VBScript を使用する。
Set automaticUpdates = CreateObject("Microsoft.Update.AutoUpdate") automaticUpdates.DetectNow()
この代替えコマンドでもよいのですが、バッチファイルで作成したい場合は、PowerShell、VBScriptを組み合わせるので、複数のファイルに分かれてしまい、複雑になってしまいます。
そこで、今回紹介する 「USOClient.exe」コマンドで、WindowsUpdateを実行する方法を紹介します。
USOClient.exeの使い方
コマンドプロンプトを開き以下のコマンドを実行
usoclient [コマンドオプション]
コマンドオプション
オプション | 説明 |
StartScan | 更新プログラムのチェック |
StartDownload | 更新プログラムのダウンロード |
StartInstall | 更新プログラムのインストール ※ScanInstallWaitの実行後に使用する |
RefreshSettings | WindowsUpdateの設定の反映 |
StartInteractiveScan | ユーザーの入力を求めるダイアログ、進行状況またはエラーの表示 |
RestartDevice | デバイスの再起動(更新プログラムのインストールの完了) ※Windows 10 バージョン1803(以降)では何も表示されないようです |
ScanInstallWait | 更新のスキャン及びダウンロード ※インストールは実行されないようです |
ResumeUpdate | 起動時に更新インストールを再開する |
コマンドの例
更新のスキャン
usoclient StartScan
更新のスキャンとダウンロード
usoclient StartScan
インストール
usoclient StartInstall
参考